目指せICU看護師!持っておいたい資格や技術について解説

ICUは、24時間体制で危機的状態の患者を管理し、緊急時には適正な対処を求められる現場です。患者のちょっとした変化に気づける観察力が必要なので、一般病棟での経験があるといいでしょう。一般病棟も入院患者の管理はとても重要です。緊迫感のあるICUとは違いますが、急変が起きる場合もあるので、状態管理は欠かせないといえます。

ICUの配属を目指す上で、アピール材料になるといえる資格もあります。ICUは、いつ患者が急変となるか分からない現場です。そのため、特にBLSやACLS、PALS、集中ケア認定看護資格を取得しているだけで、やる気のある看護師と判断してもらえることもあります。BLSとは一次救命処置のことで、呼吸や心臓が停止している人に医療器具を使わず行う心肺蘇生法のことです。ACLSとは、二次心肺蘇生法のことで、医療機関で医師も含めて行う医療機器を使用した心肺蘇生法で、気管挿菅などで確実に気道確保をし、薬物投与までを行います。

PALSとは、小児二次救命処置のことで、心肺停止前後や外傷や疾患のある小児患者の対処を行うことです。集中ケア認定看護とは、命の危機的状態にある患者にモニタリングやアセスメントを行うことで、合併症などの予防に繋げる早期発見を予測しながら、患者のケア提供を行うと共に、医療機器の知識や管理などの技術を習得することです。

ICUは、新卒の看護師が配属になることは少なく、病棟での勤務経験や看護師としての勤務年数が3年以上など、病院によっては配属になる基準もさまざまなようです。そのため早めに技術を身につけておくことも必要でしょう。